ライトノベルショートショート「8時5分の快速で」※コメント欄解放してます。感想およせください。

お久しぶりです。
休止中ですが、ちょっときょうは、小説を書いてみました。
ほんのショートショートです。

ラノベの才能があるかどうか、コメント欄を開放しますので、みなさまのご批評を仰ぎたく存じます。
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8時5分の快速で


おれは折口襄。県立赤口高校2年C組の、ごくごくさえない平凡な男子だ。
そんなおれにも生き甲斐がある。
清和女子学園の生徒である、じつに清楚な子と一緒の電車に乗れることだ。
黒髪ショートのメガネっこで、女優でいうと黒木華に似ているだろうか。

きょう11月6日も、例によっていつも通りの8時5分の快速に乗り、あの娘がいつもいる車両に乗った。
しかし今日は様子が違った。
おどろくなかれ、40過ぎのいかにもイカくさそうな髪がザンバラのさえないおっさんが彼女の隣にいるのだ。
いるというか、密着している・・・ッ!

おっさんは彼女に密着し、
あろうことか・・・
なんと・・・

彼女の太股に手を伸ばし、撫でまわしているではないか・・・ッ!

これは明らかに痴漢・・・ッ!

止めなければ・・・

しかし度胸が出ない・・・

えい根性決めろ男だろ!

「あの、おじさん、なにをしているので」

彼女の腿を撫でてた中年男いわく
「マッサージしてんだよ」
俺は反論「ウソつけ痴漢にきまってろうが」
俺としては最大限の度胸を発揮して言った。

車内は騒然となった。
するとちょうどよく電車は止まり、目的地の一つ手前の駅になった。
中年男舌打ちをしながら慌てて降りた。

「おい、待てって」
俺は中年男の背中に声をかけるが何しろこの混雑だ。
しかも中年男は素早く、人の合間を縫ってあっという間に消えやがった。

あ、せめて彼女に声をかけ、なぐさめないと。
俺はとっさにそう思い、ぼうぜんとする彼女に声をかけた
「あぶないところでしたね」

すると彼女険しい顔になった。
で、次の瞬間パンと俺の頬がなり、俺の頬に紅葉ができた。
彼女すごい剣幕で曰く
「本当にマッサージしてもらってたのに何でじゃますんのよ、もう、サイってー!」
俺は驚いた。
周りの乗客も驚いた。
追い打ちをかけるように
「二度と顔みせんな」

後から聞いた話だが、くだんの中年男は、なんとおどろくなかれ体育大学を卒業したマッサージの権威であり、なんとあの黒髪清楚メガネっこの叔父さんだったのだ。
あの子はきょう1限目から体育だったので足がつらぬよう施術してもらってたのだ。

わかるかボケーー!
(おわり)

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